冬の夜の銀座に、フェンダー・ローズが響く
2020年1月22日(水)、バング&オルフセン銀座にてINO hidefumi氏をゲストに迎えて『90rooms GINZA #1 “LISTEN ABOUT” guest : INO hidefumi』 と題したトーク&リスニング・イベントが開催された。この日はINO氏が持参した「映画音楽」のアナログレコードを、Bang & Olufsenスタッフでレコードコレクターでもある上本氏とその魅力について実際に聴きながら語りあった。
INO氏の代名詞とも言える名機「フェンダー・ローズ」が持ち込まれ、その洗練されたデザインがBOの空間に溶け合い今日の会を期待させてくれる。
満員の中、イベントはスタート。「まずは1曲」ということでヘンリーマンシーニの「Lujon」の幻想的な音が「Beolab90」から流れ会場を包む。
ソファーに座りゆったりとリスニングとトークを重ねる時間は、まるで自宅にゲストを招いたかのように感じられ来場者たちもリラックスした様子。
中盤ではアナログレコードならではの嬉しいハプニングも。
「傷だらけの天使」の軽快な曲をかけようとしたところ、間違えて裏面に針を落としてしまい「太陽に吠えろ」の哀愁たっぷりでお馴染みの曲が会場に流れ笑いに包まれた。
そして、INO氏自身もカヴァーした名曲「スパルタカス/愛のテーマ」のオリジナルが流れると、徐にフェンダー・ローズに向かい曲の終わりと共に「Spartacus」を弾き出すという堪らない光景も見られ、最後まで楽しませてくれた。フェンダー・ローズは「Beosound Edge」から出力されその相性の良さもあり、なんとも贅沢な空間に。
全体的にハードボイルドな選曲からはINO氏のルーツがなんとなく伝わり、言葉数少ない語り口やアナログのノイズすらも彼の世界観に感じられる。イベントが終了すると、来場者からも次回を要望する声が多く聞かれ大満足の夜となったようだ。
この日の試聴曲
MR.LUCKY GOES LATINより
「Lujon/ Henry Mancini」
太陽を盗んだ男より
「笑う原爆 / 井上堯之」
傷だらけの天使より
「天使の憂鬱 / 井上堯之」
Brain’s Songより
「Brain’s Song / Michel Legrand」
スパルタカスより
「Spartacus Love Theme / Alex North」
MASHより
Theme Of MASH / Ahmad Jamal
DIVA より
「Promenade Sentimentale / Vladimir Cosma」
The Deer Hunterより
「Cavatina / John Williams」
ハードブレット仁義なき銃弾より
「I’m Gonna Love You Just Little More Baby / Barry White」
The Long Good Bye より
「The Long Good Bye / John Williams (Jack Sheldon) 」
Cavatina / INO hidefumi(生演奏)
お知らせ
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INO hidefumi ライブ情報
2020年 2月22日 ビルボード東京
2020年 3月10日 ビルボード大阪
詳しくはオフィシャルサイト https://www.innocentrecord.net/